No.421  2007年7月号
2007年5月27日(日)に広島中央保健生活協同組合第52回通常総代会が開催されました。
吉富啓一郎理事長
 「国民皆保険制度が崩され、地域が崩壊し、連帯がくずされようとしている今、広島中央保健生協の役割が求められている」 との大越副理事長の力強い開会の挨拶で総代会は始められました。
 理事会を代表して挨拶にたった吉富理事長は、「国民投票法の強行など、強権的な政治への危惧と怒りを持つ。憲法改悪の動きを許さない決意を新たにし、4万人組合員を達成して、医療費の抑制政策の進行に立ち向い、地域住民のニーズに応える強い生協をつくりあげていく」決意を表明しました。
 来賓として出席された広島県生活協同組合連合会の冨田巌会長理事は「生
議案は全て採択されました。
協法の抜本的改正が行われ、生協の社会的評価が強まり、生協の果たす役割が大きくなってきている。協同の力、協同の輪を広げることが大切」と挨拶されました。
 議事にはいり、東久保専務理事が、「2007年度の重点課題と2006年度活動の特徴、予算・決算」など4件の議案を提案しました。
 質疑・討論は8支部と職員2名から発言がありました。
 ウォーキング班会、セラバンド体操班会などの楽しい班会を行っている様子、楽しい班会で新しい仲間が増えたことなど、顔が見えて心が通い合う支部活動や定期的な組合員の訪問活動などの報告が多くされました。被爆者の会としてバスハイクなどを実施してきた被爆者の方は、これからも多くの方にぜひ参加してほしいとの訴えもありました。
 「看護師の笑顔が支えになる」、「看護師不足が大変だが、どうしたらよいのか」、「さまざまな署名が提起されるが、集約状況や成果などを支部にもどんどん知らせてほしい」、「二酸化窒素の測定結果をもっと早く知りたい」、「増資の純増が少なかったと言うが、どこに原因があり、どう克服しようとしているのか」などの理事会に対する意見・指摘も出されました。
 職員からは 「看護師 ・医師の多忙さや過密労働は、
特別決議は憲法に
関わる内容でした。
患者にしわ寄せされか
東久保浩喜専務理事
ねない、看護師・医師の確保に協力を」という訴えが出されました。
 東久保専務理事の討論のまとめの後に採決に移り、議案はすべて承認されました。
 「憲法改正手続き法(国民投票法)の発動を許さず、憲法を暮らしに生かす取り組みをいっそう進めましょう」との特別決議採択の後、「厳しい指摘と温かい励ましを頂いた総代会」であったとの齋藤副理事長の挨拶で、総代会は無事終了しました。
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