No.417  2007年3月号
 「格差と貧困」がひろがり、すべての分野で「競争」が強調され今ほど人々の連帯と信頼が失われた時代はなかったといわれています。
 そうした状況のもと「仲間の連帯ときずな」をつくり強めることが強く求められています。
 総代会で強調された「班づくり」と取りくみの活性化、一人でも多くの人を生協の「輪」にと努力がつづけられました。
 昨年に続いて新しく支部がうまれました。
 班の活動も「班会開催月問」を中心に「健康、づくり」のための班会をはじめ多種・多様な内容の班会が開かれ、開催数も参加者数も昨年をわずかでも上まわることができました。
 恒例の「組合員活動交流集会」を通してすすんだ取りくみに学びました。「支部長交流会」を開き支部長の果たすべき役割など学習しました。
 ますます生協組織の強化・拡大がもとめられ、組合員一人ひとりのつながりを強めて、その「輪」を地域に広げていくことが求められています。
 これまでの前進をもとにさらなる努力が必要になっています。
 今年も“「けんこう」は保健生協の組合員の情報紙”を基本としての発行に力を注ぎました。新たなメンバーも委員会に加わり、また新しい感覚で情報紙の役目を果たしていくことを確認しています。
 「けんこう」についてのご意見・ご要望をこれまで以上にお寄せいただき、より良いものにしていく所存です。
 組合員が健康づくりに参加できる取り組みを支部の保健委員とすすめました。
 組合員が講師役をする各インストラクターは班会などで指導しながらひろめました。インストラクターどうしの集まりも続けました。
 WHOの世界保健デー、禁煙デー、ウオークイベント、各地域での青空けんこうチェックなど、仲間、づくりと健康づくりを目的とした行事も開催しました。
 保健大学は支部での開催を提案し、八幡東支部で健康講座として開催されました。
 大腸がん検診は二〇〇六年十一月から二〇〇七年二月までを普及月間として取りくんでいます。
 また、二〇〇八年度からの健診制度そのものの変更もあり、地域健診はなくなりました。今後の健診内容の学習をすすめます。
 お口の健康や食生活、肥満予防にメタボリックシンドロームの予防、ストレッチやリラックスなど幅ひろい視点から健康づくりの習慣を身につける「健康づくりキャンペーン」の取りくみを始めました。全部で十二のコースを組合員と職員との協同で運動としてすすめます。
 四月に那須正幹氏を迎えての「公開講座」、十二月には、原爆ドーム前で署名行動など、憲法改悪反対の行動に今年も取り組みました。
 社会保障制度の分野では、医療制度改悪に反対する署名、学習活動に取り組んできました。療養病床の削減に反対する署名は、短期間の間に1,451筆を集約することができました。
 「くらしと福祉の学校」は、憲法と社会保障、高齢者福祉制度などをテーマに各ブロック主催で開催し、共通講座として「高齢者の医療と介護」をテーマにシンポジウムも開催しました。
 バレンタイン行動も例年のように各支部で積極的に取り組み、職員も各支部の行動に分かれて参加しました。
 開院と同時につくられた「生協さえき病院利用委員会」はその開院にともない大きな役割をはたしました。
 利用委員会は、2つの病院と2つの診療所につくられ活動しています。そして組合員と職員が協力して施設の利用をしやすくする、組合員の利用の結集などに力を発揮しています。
 まだ利用委員会のない施設も残されています。そこに利用委員会をつくることをはじめ、生協全体として利用委員会に取り組みの強化が必要になっています。
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