No.413  2006年10月号
 生協さえき病院では、二〇〇五年九月「SPによる接遇研修準備会」を立ち上げました。SPとは「模擬患者」のことで、シナリオに沿って、患者さま役の組合員と職員が実際の場面を想定する中で、自らの接遇を振り返り、対応を学ぶ事が目的です。研修のコーディネーターは総看護師長が務めています。
 二〇〇五年十月の第一回全体学集会には福山院長自ら参加!!二〇〇六年五月から、SP活動はフル回転。三ヶ月間の間に各セクションでの学集会七回、全体学習会を一回行いました。医師の参加があまりないと聞きますが、当院では延べ四名が参加しています。これはすばらしい事だと自画自賛しています。
厳しくあたたかいSPの声。
確実に実を結んでいます。

 組合員の方は、いつも迫真の演技力で「注文することもあまりなし」といった所です。


 職員は戸惑う場面もありながら必死で対応しています。SPからの的確なアドバイス、「もっとこうしたほうが!」など、患者さまの立場に立った活発な意見が繰り広げられ、おおいに参考になっています。一時間の研修ですが、楽しく実践的な接遇研修にお互い大満足です。組合員と職員の知り合う機会・ふれあいの場ともなっています。何よりも、「虹の箱」に入っていた接遇に関する苦情が減少していることが成果の現われではないかと思います。
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