No.406  2006年3月号
 一にも二にも班会、班会。楽しい班会、健康づくり班会などをたくさん開こう
 きっかけは班会。たくさんの人を班会におさそいし、四万人の生協をつくろう
 なっとくの医療と介護。「患者の権利章典」を宝に生協らしいネットワークを広げよう
 安全・安心のくらしとまちづくり。平和憲法の擁護と社会保障の改善をすすめよう
 日本社会の格差が拡大しているのではないのか、いま「格差社会」論争が激しく行われています。小泉首相は最初「格差の拡大」を否定していましたが、具体的な統計数字を示されて次第に「機会の平等」を強調する論法に切り替え始めました。小泉改革の「影」に踏み込まれるのを恐れたからでしょう。
 年間所得二百万未満の世帯割合は16.2%(二〇〇〇年)→17.5%(二〇〇三年)、生活保護世帯数は七十五万世帯(同)→百二万世帯(二〇〇五年)、貯蓄ゼロ世帯の割合12.3%(同)→23.8%(二〇〇五年)など個人、企業、地域のどの分野でも明らかに格差は拡大しています。
 自殺者は七年連続三万人を超えています。今年のお正月三が日だけで二百人以上が生活苦から自殺しているにもかかわらず、小泉首相は悠長に歌舞伎鑑賞し、景気は回復した、格差の拡大はないと、中流から下流へ、貧困層(日本の貧困率はOECD三十カ国中、上から五番目)が拡大しているという事実と実感は否定しがたいはずです。
 平和憲法が変えられようとしています。戦争をしない国からする国になろうとしています。どうしてもこれはやめさせなければなりません。この国の進路を誤らせないためには、生協がもっと力を蓄えなければなりません。組合員の力、事業の力、私たちのすべてが大きくならないと相手の力に押し流されてしまいます。憲法を守る、社会保障を守る、健康を守る、くらしを守る、健康づくりをとおして安全・安心のくらしとまちづくりをすすめるために心を寄せ、力を合わせ次の目標の実現にむけてとりくみをすすめましょう。
 一にも二にも班会、班会。楽しい班会、健康づくり班会などをたくさん開こう
@ 健康づくりや文化活動、子育て相談から一人ぐらしのお年寄りの話し相手など一人ひとりの得意を活かした活動をしよう。組合員一人ひとりが地域の「笑顔リーダー」
A 班会開催にあえてこだわりましょう。楽しい班会、健康づくり班会など三倍、四倍に班会を増やし、心とからだのリフレッシュ。自分達の班会メニューも作ってみましょう
B 班会で健康チェック、全身診てみて健康ラリーなど健康受診とあわせて一班一班健康づくり、健康増進チャレンジなどにとりくもう
 きっかけは班会。たくさんの人を班会におさそいし、四万人の生協をつくろう
@ きっかけは班会。地域や職場のあちらこちらで開かれている班会にたくさんの人をお誘いし、楽しいひと時を一緒に過ごしましょう
A 班会を生協の入口にたくさんの人を新しく迎え、早く四万人の生協をつくろう
B 班を基礎、支部を単位にまちづくりをすすめよう
C 支部は地域の「顔」。地域の目配りを二十五の新しい支部づくりですすめよう
 なっとくの医療と介護。「患者の権利章典」を宝に生協らしいネットワークを広げよう
@ 患者の権利章典で、なっとくの医療と介護をすすめよう
A 福島製帰郷病院の全面建て替えに向け出資金(積み立て重視)と剰余金の確保をすすめよう
B 生協さえき病院の建設で拡大した資産に見合う自己資本率に早急に引き上げよう
C 福島生協内科クリニック、草津診療所、コープ五日市診療所は初期医療、慢性期・専門内科、在宅医療、保健予防にとりくみます
D 地域支援事業や診療報酬・新予防給付に対応した医療・介護予防事業、小規模多機能施設などの研究をし、新しいネットワークつくりにむけた医療・介護事業の研究・検討・再編・構築をすすめます
E 生協ひろしまと協同し、さまざまな形の介護事業の準備をすすめます
F 医師確保は最大の課題、専門職の確保と養成も同じく重要課題です
 安全・安心のくらしとまちづくり。平和憲法の擁護と社会保障の改善をすすめよう
@ 平和憲法を守る。人権を守る。このことに最大の力を注ぎます。
A 社会保障を守る運動をはじめ、くらしと健康を守るためのさまざまなとりくみをすすめます
B 「誰かが要求を実現してくれる活動」から「自ら要求を実現する活動」に転換します
C 理事は支部(班)の要求をきちんとつかみ、理事会(専門委員会)に反映します
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