No.418  2007年4月号
 宮崎県知事の不正疑惑による出直し選挙で東国原知事の誕生、時同じく鳥インフルエンザが発生、大変な騒動になった。新富町、日向市、清武町などで養鶏場の鳥が殺処分や移動制限を受けた。
 被害の大きさに心が痛む。搬出制限が緩和されたとはいえ行政の援助がまたれる。「何故これほどまでに?」思わずにはいられない。原因はH5N1型鳥インフルエンザウイルス、人への感染も確認されている。
 一九一八年に世界で大流行したスペイン風邪。世界中で六億人以上の感染者と四〇〇〇万人以上の死者を出し日本でも死者は三九万人を数えたとされている。
 この人類史上最悪の「スペイン風邪」をおこしたウイルスはH1N1亜型で鳥インフルエンザウイルスに由来し、人に感染する形に変化するようになったと考えられている。
 ウイルスの進入経路は明らかになっていない。われわれにできる事は、うがい、手洗い、感染付近に近づかない。一刻も早い究明研究が待たれている。
(HSM)
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