No.412  2006年9月号
      


 当院においてマンモグラフィーの導入は十年前でした。当時の乳がん学会の提言を受け検診に導入しましたが、社会の認知度はまだ低く、件数も低迷していました(図参照)。しかし二〇〇五年四月から広島市の制度検診がマンモグラフィー併用になることが決まった二〇〇四年以降急激に件数がのびています。今年は政管健保や被爆者健診等の乳がん検診もマンモグラフィー併用になり、さらに啓蒙活動もあり爆発的に増えています。



 乳がん検診に二十年と二十五年の経験を持つ外科医が、注意深く視触診を行います。またマンモグラフィー読影認定も受けて二重三重に読影チェックを行い、その精度管理に万全を期しています。またこの八月からは高性能の乳房撮影装置を購入しさらに精度の高い乳がん検診が行なえるようになりました。普段は外科外来で一般外来と並行して行わざるを得ませんが今後は水曜日午後に婦人科の子宮がん検診と同時に行えるようしたいと思いますので、ご利用ください。
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