No.412  2006年9月号
 広島に原子爆弾が落とされて今年で61年目を迎えます。保健生協の組合員は様々な機会に核兵器廃絶の重要さ、戦争の愚かさを訴えています。活躍の舞台は国内外を問いません。原爆や戦争を体験された生の声、今年行われた例をご紹介します。
 八月四日、「2006ピースアクション in ヒロシマ」の分科会で、植野浩さんが被爆証言をされました。参加者はお話を聴いて感じたことを手紙に書いて知人に伝えるという企画です。参加者の中には11人の小学生も混じっていました。
 「悲惨さが何とも感じなくなっていたのが恐ろしい。これが戦争だと思った。」「地球上には多くの核兵器がある。ヒロシマは昔話ではない。真実を見抜く力を持ち、あなた方が証言者になって欲しい。」と強く訴えておられました。
 六月二十三日からカナダ・バンクーバー市で行われた世界平和フォーラムに、中本康雄さんが被爆者医療への取り組みと平和への願いを胸に参加されました。
 現地では、各国から集まった人たちに「すみやかな核兵器の廃絶」を求める国際署名行動などをされました。「バンクーバー九条の会ができているのが印象的だった。これからもヒロシマや被爆者のことを訴え続け、平和をめざして世界でつながりあう事が大切。」と力強く語られました。
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