No.408  2006年5月号
 二〇〇六年広島県高齢者大会が三月二十六日、広島県立生涯学習センターで参加者百五十三人のもと開かれました。
オープニングコーラス。うたごえは平和を生み出す力です。
 冒頭の基調報告では、現在社会的格差が広がっている現状にあって高齢者の貧困も増大し、そのような中で高齢者が小泉事項政権からどのような仕打ちを受けているかについての説明がありました。
 続いて行われた広島医療生協専務理事の坂本裕氏の「高齢者の医療介護保障はいかにあるべきか」という演題での講演は、ユーモアを交えながら実に分かりやすく感心させられました。どちらの主張も憲法九条(平和と戦争放棄)と二十五条(基本的人権)の完全実施を求める内容で、今こそ高齢者が憲法死守のため先頭に立たねばならないと思いました。これからも存続されるであろうこの大会に、共通の目的のため思想信条を超えてあらゆる高齢者の団体等に働きかけ、一人でも多くの参加者を募るため努力が今こそ求められているのではないでしょうか。
(みんなですこやかな老後をつくる会 K・S)
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