No.404  2006年1月号
 十一月の理事会社保委員会は特別養護老人ホームくすの木苑で開きました。
 この十月から「改定」された介護保険の見直しで現場はどんな状態かを懇談することが目的でした。
 この懇談には八木施設長に参加していただき、お話を伺いました。
 介護施設等における居住費(滞在費)および食費を保険給付の対象外とするということで、くすの木苑のデイサービスはこれまでの食事提供加算が廃止された分、個人負担が一日三百九十円を余儀なくされたとのことです。
 入所者はこの「改定」で今までより概ね月額で、利用者負担段階で第三段階(【例】年金八十万円超二百六十六万円以下の方)が一万五千円以上、第四段階以上(【例】年金二百六十六万円超の方)が二万五千円以上、被爆者の方は一万〜五万二千円ほどの自己負担となりました。
 印象的だったのは「被爆者健康手帳所持者の皆様へ」という通知が施設に一枚届き、居住費と食費が被爆者の方も自己負担になることを行政ではなく施設が説明せざるを得なかったことです。
(理事会社保委員会)
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