No.404  2006年1月号

 −中国から沖縄に伝わって発展した古武術で、正しくは沖縄少林寺流空手と言います。素手はもちろん色々な武器も使います。

 −自分自身体が太めだったこともあり、少し痩せたいと思っていたんです。そんな折、もともと沖縄空手をやっていた知り合いがいたこともあり、他の仲間も誘って四人でサークルを作りました。当時広島市内には沖縄空手のサークルがなかったものですから。


 −いえいえ、実際に殴りあったり蹴ったりはしませんよ。それに沖縄空手の目的のひとつは呼吸法です。何があっても動じない、ゆっくり呼吸をすることで高めの心拍数や血圧を下げる。それがひいては沖縄の人の長寿の理由になっているのではないかと思っています。

 −年齢や体力に応じて無理のない範囲でいろいろな型を一緒に練習しています。ゆっくりした動きが多いので、特に心配はありません。若い人でなくても、はじめるのに何の心配もありませんよ。最初は三人ほどではじめた班会ですが今ではおよそ七、八人、組合員でない方も来ています。


 −空手とはいっても、殴り合い等はありません。老若男女、いくつから初めても大丈夫です。そして、簡単にいつでもどこでも(狭い所でも)できる運動なので鍛えるにはもってこいですよ。
班会では、型稽古の途中で型の意味や歴史の話しを織り交ぜておられたのが印象的でした。みなさんも沖縄少林寺空手をはじめてみませんか。ちなみに山下さんは保健生協の班会の他に保育園や公民館で普及に力を入れる一方で、本部の沖縄まで出かけて昇段試験を受けたりもされています。
(「けんこう」編集委員会)
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