No.402  2005年10月号
こんな雰囲気でやっています(布のわらじつくりのひとこま)
 コープ五日市診療所の近くにあるプレハブで、去年から始まった手作りサークルをご存知ですか。手作り好きな人たちが一~二ヵ月に一度のペースで集まってワイワイと様々なものを作っています。
 教えてくださる女性の組合員の方は、ご自身が病気がちで、そんな自分が家で何か始められないだろうかと考え、また器用なこともあって、手作り≠始められたそうです。短時間に手軽に、負担にならずできることに喜びを感じ、他の人たちにもその喜びを感じてもらえればと思っていた折に先生役を頼まれたのがきっかけでした。そんな彼女のモットーは「早くて、安くて、簡単に」。その言葉どおり、このサークルで作っているのはその日のうちに完成できる物ばかりです。
新聞紙で作ったバラと
カタツムリのブローチ
これまでに作ってきたものはフィルムケースで作るお雛様や鯉のぼり、布地で作るわらじ、紙の紐で編むかご、新聞紙で作るバラのコサージュ、可愛い猫ブローチなど。
 また研究熱心な彼女はテレビや雑誌で紹介されたものを「じゃあ違う材料でやってみよう」だとか、展示物で目にとまったものを「自分だったらあそこをもっとこうしてみよう
フィルムケースで作ったお雛さま
かな」というふうにいつも楽しんで頭を働かせています。
 「うちに残った布端なんかの処分にもなるんよ」と材料の簡単な下準備をしてサークルにやってくる彼女は、参加したみんなに一言「先生なんて呼んだらイヤじゃけんね」、集まった人たちと一緒に物を作ることを純粋に楽しみたいという気持ちが伝わってくる言葉です。そんな彼女はまさに今この時も、「次は一体何をしようか」と計画を練っていることでしょう。
本機関紙「けんこう」では、シリーズ達人紹介≠ニ題して班会などで講師役をされている組合員やその活動を取り上げて行きます。みなさんのお近くで活動中のお知りあいや班会などがありましたら、ぜひ当生協の組織部までご一報くださいね。
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