No.402  2005年10月号
  
 私たちは何のために「生協強化月間」にとりくむのでしょうか。
 組合員仲間が増えたらどんないいことがあるのでしょうか。手が届きそうな夢の実現から、大きな夢の実現まで、じつにさまざまです。
生協のしんぶん・けんこうは、
すみずみまで目を通します
 今年六月にオープンした生協さえき病院地元では、この二年間で組合員が三倍近くに増えました。地域に生協の病院ができて念願かなった組合員の西田實さんは語ります。
 「私は高齢者の二人暮らしです。生協さえき病院が開院し、いざという時に安心なので加入しました。病院見学時に立派な設備を見て安心し、入院患者さんがデイルームでみんなと顔を合わせながらの食事に配慮を感じました。妻が整形外科やリハビリを利用する予定です。これから班(キラキラ班)の班長さんとも相談しながら、医療や介護の学習などを病院の職員の方と一緒にとりくんでいこうと考えています。」
この日は認知症の予防
について学びました
 今年三月に「小河内さくらんぼ」班をつくりました。念願かなった組合員の森本栄子さんは語ります。
 「三月に班が誕生し、毎月の班会を楽しみにしています。八月は『被爆体験を語る会』をしました。体験を語り合う中で『あの頃は貧しく、大変な時代でした。それだけに人のつながりがあたたかく、心を寄せ合って生きていたいね』とみなで話しました。生協の活動は、今失われつつある人と人の関係を取り戻せる場所となればと思っています。」
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