No.392  2004年11月号
 加齢とともに血管は硬<なり、血管内にコレステロ−ルなどの固まりがつき、破れたり、塞がったりする危険があります。普段から血管によけいな圧力(高血圧)をかけないように、正常な血圧を保つごとが大切です。
心臓から押し出される酸素がいっぱい詰まった血液を運ぶ管を動脈といいます。血圧とは、血管(動脈)を押し広げようと壁を押す力のごとです。血圧は、心臓が縮んで血液が送り出されるときにもっとも上がり(最高血圧)、心臓が脹らむときもっとも下がり(最低血圧)ます。人のからだは、60兆個の細胞からできていますが、すべての細胞が元気に生きていくためには、からだ全体につねに新鮮な血液が行きわたっていなければなりません。その血液が流れる道が血管です。
血圧は、いろいろな生活の場面(起きたとき・寝る前・仕事場・食事の前後、入浴の前後など)やからだの状態を反映して、日々刻々とで変化します。日常的に、また班会や健康チエツク活動で血圧を測ることで、健康づ<りの参考にすることができます。

  例) 喫煙後、深酒の翌朝には血圧が上がる。
     夜遅くまで働くと血圧が上がる。
     有酸素運動後(ウオーキング、水中歩行、ダンベル体操など)は
     血圧は下がる。
 高血圧を予防するには、塩分を控え、肥満を防ぎ、喫煙をやめ、適切な運動、過労を避ける生活、つまり「医療生協の7つの生活習」を実践することが大切です。安静時血圧:140〜90mm未満を保ち、年1回は健診をうけ全身チエツクをおこない、日々健康づくりをすすめましよう。
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