No.389  2004年8月号
今年の夏は一段と暑そうです。元気にのりきるために、食事は何に気をつけたら良いのか。組合員が栄養科を訪問しました。
 アイスクリーム、ゼリー、清涼飲料水、ビールなど口あたりのよいものをたくさん摂っていると消化不良、栄養不足から夏バテをひき起こします。これら、廿いもの(糖分)の代謝を良くして疲労物質を貯め
ない働きをするのがビタミンB1です。夏場は、特にビタミンB1の消費が高いと言われています。ウナギ、豚肉には、このビタミンB1が多く含まれていますので昔から、「土用のウナギ」と重宝されていますが、半面、エネルギーも高い食品ですので摂り過ぎには気をつけましょう。また、汗といっしょに、失われるミネラルを多く含んでいるのが野菜・果物です。サラダもいいけど、ブロッコリーや青菜・ゴーヤなど温野菜にして彩り良く摂りましょう。野菜は油とともに摂るとビタミンの吸収が良くなります。トンカツや天ぷらは高カロリーになるので要注意ですが炒め物やごま和えを一日二皿くらい摂りましよう。酔やレモンと合わせると食べやすくなります。
 高齢者は喉の渇きを感じにくくなるので、脱水の恐れがあります。こまめに水分を摂りましょう。喉が渇き過ぎるとガブ飲みするものです。運動を始める前に飲むことをおすすめします。冷たいものばかりでなく温かい飲みものも必要です。
 食欲がないからと朝食をぬくとだるくなる。そこでアイスクリームなど喉ごしの良いものを食べていると食事が疎かになり、悪循環を繰り返します。
 朝食を食べるためには、夜遅くまで飲食をしないこと。ビアガーデンではほどほどに。
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