徐清一(小児科部長)医師の「子供達には怖い印象になりがちな病院の雰囲気を、少しでも和らげることができたら」という思いが実現した。4年前から職場体験実習を通して交流のあった、県立広島観音高校の美術部に依頼。小児科外来に向かう通路(縦約2.5メートル、横約7.5メートル)に童話壁画が作製された。「うさぎとかめ」の物語がテーマとなる壁画は、部員16人が4月末の三連休中に完成した。スタートからゴールまで物語の順に、競争する姿、ウサギが休むシーンなどが描かれ、最後はウサギとカメが仲良く手をつないで帰る様子となっている。
 5月12日に行われた除幕式には病院関係者や同部員ら約30名が出席。齋藤紀院長が「とてもすばらしい大作をつくっていただき感謝します。」と述べ、美術部員のDさんは「絵を楽しみながら、小児科の入り口を子どもたちにくぐってもらえたら」と話していた。
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