No.400  2005年8月号
 原爆裁判(原爆症認定申請の却下処分を国に取り消すよう求めた訴訟)は、山場を迎えています。
 第十九回公判は六月十五日、広島地裁で開かれました。
 この日、証人として出廷した福島生協病院の齋藤院長は、被爆者の疾病の総論を証言し、国の認定基準が誤っていることを三時問にわたって指摘しました。
 齋藤院長は次回七月二十ニ日には原告四十二人の一人ひとりの疾病について証言する予定です。国側は九月七日と十月五日の二回にわたって反対尋問を予定しています。齋藤院長は、都合四回法廷に立つことになり、判決に大きな影響を与えることになります。「けんこう」編集部は来月号で原爆裁判を特集する予定です。
8月号TOPに戻る ≪前の記事 次の記事≫